四柱推命

基本理論・干支の理解!天干地支(十干・十二支)の意味とは?-占いちゃんの読み物・四柱推命講義3

今回はまたもや基礎講義・十干十二支について説明します。
四柱推命をされている方は多くいますが…この十干十二支を分かる方はあまり多くいらっしゃらないのかなという印象です。

十干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素。
十二支とは子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥の要素。

ただあくまでもこれは昔、四柱推命を作った先生が弟子に理解させるために分かりやすく、文字や動物に例えて説明したものです。

今の日本の四柱推命の占い師さんは、これを名詞だけで覚えている人が多いので当たらないし、見当違いの鑑定が多い。

それぞれの名詞そのものではなく、その物質が持つ性質に注目しないといけません。物質の性質について理解することで本当の意味で十干十二支のことを理解できると思います。

四柱推命で天干とは?どんな意味?

天干は頭の中の考えを表します

天干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素。これを十干といいます。
人間の考え、頭の中、思想などと考えます。主にその人の精神的な面を表します。
それが分からず、四柱推命の中で天干と十干の五行の要素を一緒に鑑定して、相互作用を意識する方がいますが・・・これが間違っています。

天干は夢、理想、思いつき、心の中とも表現することができます。

天干五行の種類と陰陽

甲と乙は五行の木に相当し、丙と丁は五行の火に相当し、戊と己は五行の土に相当し、庚と辛は五行の金に相当し、壬と癸は五行の水に相当します。
天干五行にも陰陽があって、甲、丙、戊、庚、壬は陽に属し、乙、丁、己、辛、癸は陰に属します。

天干についての基礎理解

天干とは、四柱八字を配列する場合、上側に配置される文字のことです。

4文字のうち日干を除いた3つ欄を甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10文字のうち3文字が重複に関係なく埋めることになります。

天干はそのそれぞれの欄を支配する天干が年干・月干・時干に相当する考えを持って生きている読み解くと良いです。

20代以前は年干の考え方が最も強力に人生を支配します。20代〜40代は月干の考えが、60代以降は時干の考えが人生を支配していきます。ちなみに40代〜60代は日干の考えが人生を支配していきます。

四柱推命で地支とは?どんな意味?

地支は現実に及ぼす作用を表します

地支とは四柱八字を配置する際に下側に置かれる文字となります。
地支とは子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥の要素

主にその人の現実的な側面や季節、自然、流れ、体調を表します。天干4文字が持

つ夢、理想、考え、思い、こだわり、心などを実現しながら生きていきたいと考えますが・・・、現実的には地支12文字が現実を作る作用があります。このバランスが取れていないと自分の理想の人生を実現できず、辛さを抱えながら生きていくことになります。

地支についての基礎理解

地支を四柱推命で読み解いてみましょう。

例えば…60個のうち、癸巳を持つ人の場合、巳が現実と行動に作用すると考えます。年・月・日・時の柱に作用します。

天干と同様で、20代以前は年支に該当する地支が現実と行動が最も強力に人生を支配し、40代までは月支の現実と行動、60代以降は時支の現実と行動が人生を支配します。40~60代と人生全般は日柱が人生を支配すると読み解きます。

まとめ

天干はあくまでも頭の中での考え方。こういった夢を抱きやすい、こういう方向に人生を進めていきたい、こういう考え方を持ちやすいという判定に使います。

地支は行動。つまり相反する干支の場合・・・考えとしてはこうしていきたいと思っているけど、行動としては逆のことをしてしまう・・・そんな形式が現象として現れやすくなります。

自分がどう生きたら楽なのか分かるのが四柱推命ですし、自分がどんな行動に向いているのかが分かるのが四柱推命です。そして、その逆も。どんな生き方は辛いのか、どんな行動が向いていないのか。

ちなみに日柱は自分自身と見ますが、それが花開くというか良い作用が行うかどうかは月柱にかかっています。子供と親という関係性です。そのため、月柱は40代までの人生に多く関わります。50代以降はもう自力で生きるしかないというか、月柱の援助がもらえなくなるので、今までの人生で成り立った性質で生きていくしかなくなります。

プロ野球の名将として謳われた野村克也監督の言葉で、「若いときに流さなかった汗は、年老いて涙に変わる」というものがあります。

これこそ四柱推命そのものを表しているものだと思います。

次回からは十干と十二支のそれぞれの意味を紹介していきますね!

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